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素人SS

1 :月の実 : 05/06/29 21:00:56 ID:???
素人でも、だれでも、SSを発表しましょう。


2 :名無子(ななこ) : 05/06/30 07:01:09 ID:???
素人SSってそりゃ普通のSSじゃないのか?
プロSSなんてないだろう。それじゃプロレスみたいだ。
いや、そう考えるとなかなかいい響きかもしれんが・・・。


3 :月の実 : 05/06/30 23:20:09 ID:???
プロレスw


4 : : 05/07/23 23:25:52 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
中学生のときからだった。兄の友達のことが好きだった。
でも、高校生のときだった。

「まだ伝えてないことがあるのに!」



その人は東に行ってしまった。


数年後、私が住んでいるアパートにその人が引っ越してきた。
ちょうど、こっちに戻ってきて、住むところを探してたようだ。
でもやっぱり、あのひとは、私には気がないようだった・・・・・・・・。






「夏の朝の蜩」(byきんかく)

─────────────────1・呆然─────────────────

去年のことだった。私が友達の家を出た時だった。
ドアの前をハイスピードのバイクがとおりすぎた。
狭い道で、バイクがそんなスピードで通らない細い路地だったので驚いた。
通り過ぎるとき彼女はこちらをむいて微笑んでいた。
あっけにとられてみていると、彼女のきたほうにミニパトがとまっていた。
「そこのバイクとまりなさい!」
彼女は無視して逃走した。
「あ!こら!まちなさい!」
パトカーは先回りしようとしているのか、あわてて行ってしまった。
「ななちゃん、いまの・・・・・・・なに?」
と友達が言った。
「そんなの私が知りたいよ!」
「そ・・・そうだね・・・・ごめんね?」
「いいよあやまらなくても。そうやってあやまってばっかじゃだめだよ?」
「ごめんなさい・・・。」
「ほらあ!そうやって、またあやまる・・・・」


5 : : 05/07/23 23:26:16 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────2・真意─────────────────

それから一週間後くらいだった。兄が私の下着を借りにきた。

「やだよ!なんでかさないといけないのよ!変態」
「たのむよ!な?」
「エロ親父めー!どうせ妹のパンツをかぶって・・・・・・変態!」
「そんなことしないって!」
「じゃあにおいかいで・・・・・変態!」
「だからそんなこと・・・」
「じゃあはいて・・・・・へんた・・・」
「いいかげんにしろ!ちがうって!」
「じゃあなんなのよ!?妹に下着借りて何するつもり?まさか・・・・・」
「・・・・まさかなんだよ?」
「おにいちゃんそんな趣味・・・・・」
「どんな・・・・・・・・あ!違う違う!断じてちがう!」
「まだ何も言ってないよ?」
「どうせォ○マとかいいたいだろ?ちがうって!」
「とうとう白状した!まえからあやいしいとおもって・・・・」
「ちがうって!!!!!」
「じゃあなによ?」
「そんなに知りたいか?」
「もちろん。じゃないと貸せないよ?話しても内容によっては貸せないけど。」
「わかった。はなそう。じつは・・・・」
「実は?」
「俺の部屋におんなのこがきてるんだ・・・」
「やらし・・・」
「それで、住まうところがないから、ここにとめてあげることになったんだけど・・・」
「下心見え見え・・・」
「お風呂にいれてあげたんだけど、下着がなくて・・・」
「計算済みだね・・・」
「って!うるさいな!そういうのは心の中でつぶやくの!」
「あ〜はいはいわかりましたー。」
「それで、かしてくれない?」
「お兄ちゃんに女・・・・信じがたい・・・」
「じゃあ、みてくりゃいいじゃないか!」
「なにを?」
「俺の部屋にきたらわかるだろ?」
「そうかな・・・」

真偽を確かめるため兄の部屋に行った。

「シャワーの音・・・」
「ほら、、、女物の下着があるだろ(ひそひそ)」
「おにいちゃんえっちー。私だけでいいじゃん。更衣室に入るの。」
「なんでー。ちゃんと、その場に居ないと。ちゃんと確認したか。」
「とかいって、いいわけして・・・見たかっただけでしょ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・わかる?でも、まあ、これでわかっただろ?」
「うん・・・・・・わかった・・・。貸すよ・・・・。いや、やっぱ予備のをあげるよ。」

何日かして、兄と女性が共有スペースで喋っていた。
その女性は見たことがあった。
あの、バイクで走っていった人だった。
兄に言おうか迷ったが、わけがありそうなので、そのことにはふれずにいた。

ふと、きがつくと彼女をめっきりみなくなっていた。
風の噂で、入院したとかきいたケド、本当かどうかは分からなかった。
兄にも聞くことができなかった。


6 : : 05/07/23 23:26:37 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────3・再会─────────────────
今年だった。彼が越してきたのは。都会での荒波にもまれ、成長した彼は帰ってきた。
ちょうど管理人の兄の部屋の横があいていたので、そこに入居することになったようだった。

家に帰る途中だった
「あ、ななちゃん?ひさしぶりだねー。」
彼がとつぜん声をかけてきた。ちょっとおどろいた。
兄が言ってた日より早かったからだ。

「え?あ?すいません・・・だれですか?」

あせってこんなことをいってしまった。

「おぼえてないかな?・・・かなしいな・・・」
「じょ、じょーだんですよー。忘れるわけないじゃないですかー。おひさしぶりです。(笑」
「なんか、・・・・かわいくなったね。りっぱだーりっぱー。(笑」
「そんなエロ親父みたいなこと言わないでください。おこりますよ?(苦笑」
「はははごめんごめん。あ、これおみやげ。」
「なんですか?」
「なにかな〜?」
「こ、これは・・・・・・・・・・・なんですか?」
「ん?あー、さーたーあんだぎー」
「・・・・・・どこでかったんですか?」
「ああ、すぐそこの店。」
「・・・・・・・・・ははは」
「ははは」
「ははははは」
「ははははは・・・・・はあ。」
「期待させてガッカリさせないでください。ガッカリ度が倍増します。」
「じょーだんだよ。ほれ、だいじにしなよ。」
「あの・・これ・・・」
「じゃあ、そろそろ荷物が届くからいくよ。後で、手伝ってくれてもいいよ。(笑」

箱を開けると、かわいいイヤリングだった。


7 : : 05/07/23 23:26:56 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────4・出発─────────────────

暑い日、兄といっていた別荘からかえってきた。
「今日は月曜日かー。あ、あそこの店は月曜日はよりどりセールやってたっけ。」
ふと廊下を横切ったとき、兄と彼が話していたので、ちょっと立ち止まって様子を見た。
何を話しているかはきこえなかったけど、兄と彼は、いきなり黙り込み、気まずい空気が流れていた。
何も聞くことができない雰囲気だった。
わたしはそのままそっと通り過ぎた。

その日以来、かれは何か思い悩んでいるような感じだった。
何かボーっとしている感じだった。

「おはよ。」
「・・・・おはよ。」
「どうしたの?元気なさ過ぎだよ。」
「うん。・・・・ちょっとね。」
「もー。もっと元気だしなよー。」
「うーん・・・。」
「あ、こんどの日曜、港で花火大会あるんだって。・・・いっしょにいかない?」
「ほっといて・・・・・ほっといてくれないか?」
「ご・・・ごめん・・・。でも・・・・」
涙が潤んできた・・・・・・・・。
「でも・・・・一人で悩んでも何も変わらないよ!だまってちゃなんいもわからないよ!」
そう叫んで走って逃げた。

2日後だった。
バスをおり、虫がなく夜道をとおって家に着いた。
ふとドアのよこに桐の箱がおいてあるのに気づいた。
「これは・・・・」
何も書いてなかったので、おそるそるあけてみた。
中に手紙が入っているのが見えた。彼からだった。
「一昨日はごめん。ひどい扱いして。これはそのお詫び。大事にしてな。あと、花火大会の日はあいてるかな?」
手紙の下の紙の中には浴衣が入っていた。うれしくて涙が出てきた。
「ありがとう・・・・・・ありがとう・・・・・・」


8 : : 05/07/23 23:27:15 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────5・各駅停車─────────────────

浴衣をもらって、すぐお礼を言おうと彼の部屋にいったが、すでに明かりが消えていた。

次の日、朝早く彼のところに行った。
「ああ・・・・ねむ・・・・・。こんな時間にどうしたの?」
「おはよう。浴衣・・ありがとう。」
「ああ。」
「たかかったでしょ?」
「いえいえ。そんなことないよ。おじさんち呉服屋だから。卸値で安く手に入る。」
「ほんとにありがとうね。」
「うん。かうとき『かのじょかえ?』っていわれたけど、『そんなんじゃない』っていったのにしんじてくれなかったよ。」
「それで・・・・そのほうがいいとおもう。」
「いやいやいやいや・・・・」
「・・・・だめ?」
「な・・・なにいってんのかなー?」
「つきあってください!」
「ええー・・・・(汗」
「返事しだいではお兄ちゃんにいいつけてここを追い出し・・・・・」
「あーもー!わかったわかった。今年だけ相手してやるよ。卑怯なー!」
「へへへ。」
「でも、あんまりうるさかったらフるからなー。」
「うん。ふられないようにする。ありがとう。」
「まあ、今日は暇だしゆっくりしていけよ。」
「あれ?ひまなの?いそがしいかなとおもって、わざわざ早く着たのに。
「いやいやいや。早すぎだろ。朝っていうか未明じゃないか。蜩ないてるし・・・」
 
彼の言うとおり、蜩が鳴く声意外は何もしなかった。

「おじゃまします。」

畳の部屋には、ちゃぶ台に小さなテレビ、桐のタンス、レコードプレーヤー

「うわー昭和の部屋を再現してるジオラマみたい・・・」
「ああ・・・はらへった。なんかたべる?」
「ビフテキ・・・・・」
「ある訳ないじゃん。このお嬢様め!」
「いやそんなに高級品でも・・・『ビフテキ』に突っ込んでほしかった」
「ああ・・・ビフテキっていまどきいわねー・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「あたしが作ろうか?さーたーあんだぎーでも。」
「じゃあ・・・たのむ。油は昨日のコロッケにつかった残りがある。」

私は、早速エプロンをつけて小麦粉と卵と砂糖、あと、ホットケーキミックスをまぜた。
かれは、朝刊を読んでまっていた。
小麦粉に卵の水分がしみこんでなじむまで、すこしひまだった。
「なんかさー、新婚さんみたいじゃない?あ・な・た(笑」
「ばっバカ!ひとをからかうな!」


9 : : 05/07/23 23:27:34 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────6・お泊り─────────────────

土曜日、家に帰っているとき、玄関の前に小さめの桐の箱がおいてあった。
「なんだろう・・・・・」
中を開けると手紙その下にだるまのような男の人と女の人の小さな9cmくらいの和服の人形が
はいっていた。手紙は兄からのものだった。
「プレゼント」
とだけかいてあった。なんだかよくわからなかった。
ふと、丁度彼がとうりかかった。
「こんばんは。」
「おかえり。これ、何か分かる?お兄ちゃんからもらったんだけど。意図がわからないの。」
「ん?どれどれ・・・・・・あ!これは・・・・・・・」
「え?なになに?」
「髪の伸びる人形・・・・・・・」
「え?・・・・・・・・・・・・」
「ほら・・・右の髪はそろってるのに左の髪は長さがばらばら。」
「ほんとだ・・・・おまけに全体的に右より5mmほど長い・・・・。こわ〜(ゾクゾク」
「どうする?」
「すてようかな・・・」
「いや、まてよ・・・・・」

兄には友達の家に泊まることにして、彼の部屋に泊まることにした。
夜中、二人で兄の部屋にこっそり忍び込んだ。
「おとをたてるなよ。あいつがおきないように。まあおきないだろうケド。」
「わかってるよー。うまくいくかな?」
「あーだいじょうぶ。最近おつかれだから。」

こっそり兄の枕元に近づいた
「う〜ん。・・・」
兄が寝返りを打ってドキッとした。
「だれだ!そこにょふたりゅぐみ〜・・・・ZZZzzzz・・・」
彼は驚いてしりもちをついた。
「だいじょーぶー?」
「いやへいきへいき。また夢の中でアニメの世界にもぐりこんでるんだろうよ。」
「いや・・・そっちじゃなくて・・・・まああとで・・・・」
「さておくか。枕元に・・・・」
「布団の横10cmのところに、お兄ちゃんがむいてるほうこうに。」
「おっけー。かえろうか」
「うん。」

そうやって二人で兄のへやを出た。

彼の部屋にもどってふとんをしいた。
「布団どうする?一式しかないんだけど。」
彼がきいてきた。
「いいよ。ソファーで寝るから。」
「そうか。じゃあそうして」
(え!?普通、自分がソファーで寝るとかいうだろ!)
「なんかいった?」
「ううん。なんでもないよ。(汗」
「ところでさっきなんていおうとしたの?」
「うん。さっきおしりの下になにか幽霊みたいなのが見えて。」
「え?・・・・・・え?え?・・・・・・えええ?」
「ほんとだよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・いっしょにねよ?」
「え?」
「心霊現象的なのはにがてなんだ・・・・・・・」
「むかしからそうだよね。だまってたほうがよかった?」
彼はうなずいた。
「ごめんね?」
「いいよ。そのかわり・・・いっしょにねよ?」
「な・・なんか、はずかしいなー」
「おねがい。ホラー映画は見た後後悔するタイプだよ。確実にそのよるトイレにいけなくなる。」
「わかったよ。でも・・・・・・こどもみたい。」
「う、うるさいなー。こどもっていうな!」
「あーごめんごめん。」

「電気けしていい?」
「えー・・・こわい・・・。」
「暗くないと寝れないんだ。」
「う〜ん・・・・・・わかった。」

電気を消して、彼は私の手首をしっかりにぎってきた。
(かわいいなあ・・こどもみたい・・・)

しばらくして彼はぐっすりねむった。
ほっぺにキスをした。
彼の手が一層強く私の腕を握った気がした。
「はなさないでね・・・・・・・」


10 : : 05/07/23 23:27:56 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
─────────────────最後・ずっと─────────────────

次の日、彼に起こされた。
「なんだよ!このほっぺについてる口紅の跡は!」
「うん・・・・。」
「うんじゃない!ひ・・・」
ふと、彼の唇を奪った。
「・・・・・これでいいでしょ?」
「もういい・・・・・・もーいい!」

どたどた!!

彼の部屋の隣の、兄の部屋から大きな物音がした。

ガチャガチャ!・・・・・ドタン!

部屋を急いで出て行ったようだった。

ドアを開け、そっとのぞくと、兄が寝巻きのまま、あわててはしっていった。

ドンドンドンドンドン!

ドアを叩く音がした。
しばらくして音がやみ、足音がこちらに向かってきた。

ドンドン!

私はあわてて彼のいる布団にもぐった。

ガチャ

「おーいはいるぞー!」

兄が入ってきた。

「ななをみなかったか?」
「いいや?どうかしたのか?」
彼は落ち着いてこたえた。
「ほんとにこなかったか?」
「だからこなかったって。」
「じゃあ・・・・」
「どうしたんだよ。」
「実は、朝起きたら呪いの人形がもどってきてたんだ。枕元に。妹に預けたはずなんだ。」
「こ、こわー。」
「妹の仕業かと思ったけど留守なみたいだし。ああ・・・やばい・・・。」

そういって兄はでていった。

「いったぞー。」
「うん。」
「それより股の間にもぐりこむなよなー。」
「だって他のところじゃ不自然じゃん。」
「ま、どうでもいいや。それにしてもあいつマジでびびってたな(笑」
「うん。おぬしもわるよのー とっさにあんないたずらおもいつくなんて。(笑」
「まあ、な。(笑」

夜、花火を見に行った。

彼は私の顔をみつめていた
「なに?かおになにかついてるの?」
「い、いや・・・。おまえ、けっこうかわいいな。」
「な・・・は・はずかしいなあー」

ちゅっ

かれが突然私の唇をうばった。
「朝のお返し。」
彼はわたしをしっかりと抱きしめた。

「はなさないでね?・・・・」
「もちろんだよ・・・・・・」

花火の音が突然小さく感じた。


11 : : 05/07/23 23:56:03 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
感想とかおねがいしますのだ。


12 :27GETTER◆pXWVmj9lto : 05/07/24 19:59:26 ID:???
>>11
雑談スレに感想(と俺のぼやき)を書きました。


13 :Я@ : 05/07/25 02:03:39 ID:(`Д´)y─┛~~フゥィィ
>>12
ありがとうございます。

がんばってくださいね。


14 :名無子(ななこ) : 05/11/27 09:36:50 ID:???
ty


15 :名無子(ななこ) : 05/11/27 09:36:59 ID:???
j


16 :名無子(ななこ) : 05/11/27 09:37:05 ID:???
lo


17 :名無子(ななこ) : 05/11/27 09:37:22 ID:???
j


18 :名無子(ななこ) : 05/11/27 09:37:28 ID:???
lo


19 :名無子(ななこ) : 05/12/01 06:47:05 ID:SdgvRC42
tes


20 :名無子(ななこ) : 05/12/03 18:13:54 ID:???
「ねこのそらみみ」

第一章 ソラミミ

────────昭和63年────────

「なんだ・・ソラミミか。」
「いやいや、空耳じゃないし。おれがいったんだし。」
「だからー。『なんだソラミミが言ったのか』っていったんだよ!まったくややこしい…。」
「いやいやいや、そのあだ名あんたらがつけたんだろ…おれにいうなよ…」

その少年は「ソラミミ」と呼ばれていた。理由は見た目と声とのギャップがあって、
彼が言葉を発すると、誰が言ったのか分からなくなって「空耳かな…」ってことになるとか。

そんな彼がある日お風呂屋さんから帰るときでした。
一匹の黒い猫がまえを通り過ぎようとしました。
彼は「黒猫が前を横切るとふきつだっていうなぁ・・・なんとしてもよこぎらせまい!」
と、猫の行く先にさき回りしようとしましたが、ねこも追いかけられているのだとかんじて必死で逃げます。
あげくの果てにねことソラミミの追いかけっこ。
猫に巻かれて、気がつけば…
「あれ?ここは………」どこ?
冷静になってよくみると何か違う。
「あの・・・ここはどこですか?」
駅で聞いてみた。
「ここですか?ここは長束島の7丁目ですよ?」
「え・・・愛知じゃぁ・・・ないんですかぁ!?」
「愛知?どこ? それにしてもあんた、へんなかっこうしてるねぇ。」
周りを見渡すと着物やら国民服やら・・・路面電車にボンネットバス、看板建築に・・・
ほとんど木造でぽつんぽつんと鉄筋コンクリートのたてものがあるだけだった。

ソラミミはどうやら不思議な場所にきてしまったようでした。

1章 おわり


21 :フジモリ : 05/12/03 21:02:48 ID:Ao14a2fg
岡村対ゴリのブレイクダンス対決の動画持ってませんか...??


22 :あさぎ板復興計画実行中@ : 05/12/04 19:27:47 ID:TAKE THE A TRAIN
>>21
少なくともここはそれを頼むところじゃありませんねえ・・・
やっぱり繁盛記に書いてある分だけじゃ足りませんでしたか^^;


23 :名無子(ななこ) : 05/12/08 23:23:33 ID:???
第二章 長束島〜なつかしま〜

「ここは・・・・本当に名古屋じゃないんですか!!?見た感じ違いますが・・・」
「名古屋?あー西日本国の名古屋ね。ここは中立日本国だよ?」
「え・・・・・・・え?・・え?」
「なんだー にーちゃん頭でもうったのかい?図書館いって本よんできな。そのうちおもいだすだろー」

そこで、図書館の場所をきいていってみた。
図書館の歴史書をみたソラミミは唖然とした。
「こ・・・こんなん・・・・・」
日本の歴史は彼の知っているものとは全く違っていた。
重要なことを書くとこんなかんじだったのでございます。

1945年 日本国敗戦 GHQ日本常駐

1950年 ソ連とアメリカによって日本列島領土分割

1956年 日本共和国樹立

1957年 西日本国樹立 これにより名古屋の東付近が国境となる

1960年 太平洋の島々中心が中立日本国樹立
          ・
          ・
          ・
          ・

こんな具合だった。

「おどろいたかね。」
侍の格好をした人が言った。
「大体分かる。あんたも、違う時代からきたんだろ?いつの時代から来た?」
「1988年・・・・・」
「なるほど・・・チョッと前の時代か・・・・」
「あの・・・今は何年ですか?」
「西暦とかいう暦で2028年だそうだ。」
「2028年!?未来?見た感じはもっと昔なのに・・・・」
「おれもここに来る前は違う時代にいた。1487年ころか。戦争の真っ只中だった。
ここにきてだいぶんたつなぁ。すっかり暮らしにはなれたが、じぶんをわすれないように格好はそのままだ。」
「応仁の乱ですか。」
「歴史書にはそうかいてあったな。つかれはてた俺のを黒い獣があるいていた。おいかけると、ここに来ていた。」
「いっしょですね。私も猫を追いかけてここにきたんです。」

突然、警報音のようなものが聞こえた

「空爆警報!!空爆警報!!念のため皆さん非難してくださーい!」
マイクのアナウンスがきこえた。

「この図書館地下にいれば、万が一でも安全だ。はやくいこう。」
「・・・・もうなにがなんだか・・・」
「こまかいことは気にするな。とにかく行くぞ。おまえはもう我が同志だ!」
「あの、ひとつだけ聞いていいですか?」
「なんだ?」
「あなたのお名前は!?」
「最上とでもよんでくれ。」

第二章 終わり


24 :名無子(ななこ) : 05/12/11 14:08:10 ID:lsjjMKxU
つづきが、読みたいので、はやくおねがいします.「あなたのファン」より


25 :名無子(ななこ) : 05/12/17 20:14:45 ID:???
ときがながれるのもはいやいもので。・・・


26 :名無子(ななこ) : 05/12/17 20:54:22 ID:???
第三章 偽装都市


「ここが地下・・・・?」
ゴシック風の外観と図書館、外観とは違い地下は2028年を納得させるものだった。

地下のはずだったが、まるで地上のようだった。

「驚いたかね?」
「最上さん、ここは本当に地下なんですか?」
「ああ。この空は偽物だ。といっても、相当ひろいみたいだがな。」
「・・・・・・・。すごい・・・」
「高さというか、深さ800mとかいってたかな?表面は吸音して、なおかつ空の映像がうつしだされてる。」
「じっかんがわかないですね。・・・・降りるときにそんなに時間がかからなかった。」
「耳が痛くなっただろ?」
「そういえば・・・。なるほど・・・。」
「テクノロジーは世界一だとか。」
「でも、地上を見たらそうは見えないですね・・・」
「見た目ははまやかしだ。この島は・・・・」

『速報です。敵機は1024機、米国のものと思われます。』

「懲りないやつらだ・・・」
「前もきたんですか?」
「何回も来たさ。1度水爆を落としてきた。」
「・・・・・でも大丈夫だったんですか?」
「この国のテクノロジーはその程度ではな。上空で爆弾を解体した。」
「な・・・・・まじっすか!?」
「まあ、余裕があったんでな。そのあと、報復で近辺の米国の領地を占領した。」
「この国はちょっと怖いですね。」
「まあ、水爆はやりすぎだからな。」
「それでも攻撃をしてくるんですか?」
「あの国ももうだめから、躍起になってんじゃないかな?この太平洋の小さな島くらい落とせるとおもってるのかも。」

『米国のものと思われる機体を、全て排除しました。警報は解除されました。』

「こんな短時間で・・・・実感がわかない・・・・」
「高性能の軍艦があるからな。」
「いったいどんな・・・」
「確か、この国の技術を総結集したとか。周辺島を攻めるときもその船1隻で・・・。」
「こわい・・ですね。」
「さあ、そろそろ地上に戻ろうか。」

エレベーターで、地上にもどった。さっきとおなじだった。

「本当に空襲があったのか・・・・・」

第三章おわり。


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