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素人SS

31 :名無子(ななこ) : 05/12/30 23:23:47 ID:???
第四章 要塞

ふと、街頭TVがめにはいった。
「ニュースをおつたえします・・・米国の陸海空軍が全てこちらに向かっているもようです。」

「やっぱりやつらは特攻にきたか・・・・この島を盗る事に全てを注ぐんだろうな・・・。」
最上は言った。
「全面戦争ですか?」
「そうだな。こちらも気を入れないと・・・人を思う心は計り知れない力になる・・・。」
ニュースは続いていた。
「これを受けて中立日本防衛庁長官は戦艦YAMATO 飛行艇YS-56870出動決定しています。」

「ついにYAMATOがでるのか・・・」
「YAMATO?」
「ああ。最強の軍艦だ。フォルムは昔の軍艦大和ほとんどそのままだが、中身は全然違う。
その気になれば空も飛べるし・・・・。軍事衛星やミサイルも搭載している。
この島とほとんど同じ防衛力・軍事力を備えている。」
「・・・そんな大きそうなものどこに・・・」
「さあ?前見たとき、気がつけば港に就いてた。どこからでてくるんだろうな?」
「ふしぎですね。今日はみれるんじゃないですか?」
「そうだな。きょ・・・・・・・あ・・・あれをみろ!」
「!!」

港の対岸の崖が動いて巨大な洞窟があらわれた。
中から戦艦が2隻現れた。

「もう一隻は?」
「航空母艦PRAIRIE だよ。」
「ぷれーりー?」
「そう。あの上に乗ってるのが飛行艇YS-56870 。」

船は港へ向かってきた。

船の補給はすぐにおわった。

「あれだけしかつまないの?」
「ああ。ここでつむのは食料だけだ。ほとんど自動だから人数もそんなにいないしな。」

「軍艦YAMATO いってまいります!」

やがて港ひとつふさいでいた軍艦は動き始めた。船首の菊のマークが輝いていた。

「戦争ってなんなんだろう・・・。」


一人空を眺め空耳はつぶやいた。  やがてこの空が戦場となることも知らずに・・・。

第四章 おわり


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