■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50

素人SS

44 :空耳=ケーキの法則◆830MIMi83o偽 : 06/05/22 22:16:11 ID:???
第六章 赤イ眼鏡

「あなたは・・・」

最上がつぶやいた。

「覚えてるかしら?」

奥から出てきたのは着物を着た髪の長い女性だった。
今風(?)な赤い眼鏡をかけているが綺麗だ。
声はどこかで聞いた覚えがあるような、懐かしい感じがした。

「あなたは・・確か以前街で・・そう私がここに着たばかりのときに・・・。

「おぼえてたのね。でも、そんなこと同でもいいわ。」

(うわ・・勝手だなあ・・自分が聞いといて・・)

それよりも空耳は彼女の着物から見える黒いふさふさがきになった。

「あのー・・そのふさふさは・・」


「////////え!?あ!?え!?なんの・・・ことかな!?あははは・・(汗」

必死でそれを隠しながら言った。

(たしかに何か隠したがまあいいか・・・。)

「そんなことより!あなたたちにはやってもらわなければならないことがあるの。」

「おれたちがやることだ?」

最上が嫌そうに言った。

「そう・・・。そのためにあなたたちはこの世界に飛ばされたのよ。」

「どういうことだ!?」
最上は段々感情的になってきた

「今からあなたたちを空耳くんの世界に飛ばします。」

「ちょっとまて!い・・一体なんのために!?」
さらに感情的になる。

「さぁ?それはあなたたちが気づかなければならない・・。」

そういうと閃光とともに、否応無しに彼女は消え去った。

「一体どこに・・・」

着物と眼鏡が地面に落ちている

「一体どんな逃げ方をしたんだ・・・ちょっとエッチな想像をしてしまったじゃないか・・。」

「ちょっと嗅いだりしていいかな・・」

「バカ!やめと・・・・・  俺も!」

そのときだったどこからか声がした

「変態!やめなさい!その着物と眼鏡は畳んでもっていきなさい。」

姿はなかった。

「どこにいるんだ!でてこい!」

「・・・・・・」

ふと後ろで気配がした。

「そこかっ!」

「にゃぁーー・・・」
「なんだ・・ねこか・・・いつのまに・・」
(もしかしてさっきの女の人・・この猫?でも最上さんにはいわないでおこう・・)

言われたとおり着物を畳んでわきに抱えた。

「この猫についていけばいいのか・・・。」

導くように猫は洞窟の奥にむかってあるいてゆく。
ふと後ろを見ると、さっきの飛行機の人はかげもかたちもなくなっている。
「あれ?・・・」

「どうした?」
「いや・・なんでもないです・・・。」
洞窟は深かった。さらに下りになっている。やがて真っ暗になった。
「何も見えんぞ!どうなってる・・」

そのとき、いままで歩いていた地面は空気へとかわった。

「うわーーーーーーーーーーー!!!」

洞窟の下へまっさかにおちてゆく・・・
「もうだめなのかな・・・・・・」


55 KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail (省略可) :

read.php ver2.2 (05/02/28)